狭山市は49㎢、その中心部の武蔵野台地に地上高約25m、狭山市庁舎屋上にアマチュア無線専用アンテナを立てました。
庁舎4階には非常時災害対策本部の設置される会議室があり、通信室はその隣に配置されています。
私たちS.E.C.Tは、その通信室に常設で無線機を置き平常時はリモートで感度交換訓練を行います。
コールサインは JS1YQG
狭山市には約2000人の免許取得者がおり、400の無線局があると言われています。
万が一の時 市内アマチュア無線家の多くが、私たちS.E.C.Tの活動に合流くださり一人でも多くの人命を守り、社会インフラを守ることができるように、研鑽を積み重ねてまいります。
現在市内全域30か所から RSレポート 5・9 を確認しています。
あなたも訓練に参加しませんか? 毎月第3木曜日 20:00から感度交換訓練を実施します。周波数は 433.800mhz前後
私たちS.E.C.Tには、市内アマチュア無線家の団体が結集。
長年にわたり狭山市の防災訓練に参画し協力して来た狭山アマチュア無線クラブ、狭山市内でアマチュア無線家の養成を図り、既に2000名の免許保持者を生んだスタークラブなどの団体と、地域で活動する個人によって構成されています。
アマチュア無線の技術を持ち寄り、災害時により有効な通信手段とは何か、日夜研鑽しています。
*左の地図は狭山市内外のアマチュア無線局の協力者の位置を示したものです。市外で協力してくださっている方々は、地図の縁に表記しました。SECTには狭山市外からもの有力な協力者が集っています。
狭山市の地区区割り図
入間川左岸、分譲の高級住宅街と市内最北部のゴルフ場を含む地区。段丘涯南の入間川河川敷から北西に約300mの幅で低層域があり住宅地が広がっている。
段丘涯には未整備の土砂災害警戒地区と土砂災害特別警戒地区がある。
柏原地区南東側には、広大な浸水想定3m未満の地域が広がり、河川流による家屋倒壊危険個所の指定も脅威だ。
豪雨災害が予測された場合は、早い段階での住宅地の避難誘導が必須で、特に北西側へ抜ける道路が少なく、段丘涯上にある小畔川も小河川ではあるが、氾濫が記録されているためいざと言うときの為に、避難経路の検討が必要だ。
情報拠点の候補は、柏原公民館・地区センターを予定している。他に智光山公園総合体育館も避難拠点となる予定だ。
入間川左岸、北側の住宅地を中心に広がると地域。
西は狭山市笹井地区から東は広瀬地区、北は河岸段丘上の工業団地を有す。
豪雨災害について歴史を紐解くと、1947年9月 カスリン台風が襲来し、笹井堰が決壊、地区全体に大きな被害が及んだ。地区東側に3ḿ未満の広大な浸水想定区域があり、広瀬地区では昭和期に大規模堤防洗堀も経験している。河岸段丘に沿い未整備の段丘涯があり、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域があるため地震被害への備えが必要だ。
情報拠点の候補としては、避難場所てして西に水富公民館・地区センター、東に広瀬公民館がある。
入曽地区の中央の浸水想定区域は、13000年前の古多摩川の名残。入曽地区では不老川は北側の縁を流れ、古い河岸段丘は不老川のものではないことが伺われる。
西武池袋線の武蔵藤沢駅と西武新宿線の入曽駅との標高差は7mに及び、特に新宿線の西側 水野地区は少々の台風やゲリラ豪雨でも浸水する。新宿線は盛土もあり、豪雨時は不老川の氾濫と言うより西の入間市側市街地からの内水氾濫が大きな問題となっている。
情報拠点の候補は、入曽地域交流センター、水野公民館、避難場所である南小が候補としてあげられる。
狭山市の東側の堀兼地区には、13000年前の古多摩川の名残、河岸段丘によってなだらかな窪地が形成され、50㎝以上3m未満の浸水想定区域によって黄色い色分けのされた地域がありその中央を通っている。
堀兼では、古多摩川の河床域中心は不老川となっている。豪雨災害では重度の被害想定区域はないが、不老川の両岸は、河岸流による家屋倒壊危険個所であり、予断を許さない。
近年の不老川拡幅工事は、通常の台風級の豪雨には効果を発揮し、計画雨量50㎜/hと、基準は満たしている。しかし想定最大規模降雨である750㎜/48hには耐えられない。その北側を流れる準河川の久保川は、起点が狭山市駅付近の流域面積は小さいが、河道域が狭く氾濫が多い。
豪雨時に孤立集落や逃げ遅れの無いように配慮が必要だ。
情報拠点は、堀兼公民館。地区センターが予定されている。